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「鼎都再開発計画叢書」

[2002]

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・サイズ:W148mm×H210mm/A5
・頁数:44P
・印刷:モノクロ
・定価:500円
・初版:2002年1月発行

都市はあらゆる人工的なものに溢れ、人々は絶え間なく往来し、情報は空間越えて飛び交い、都市自体もめまぐるしく変化を繰り返しています。今まであった建物が囲われ、気が付いたときには更地になり、ある日突然全く違う建物が存在しているということは日常茶飯事です。不思議なことに私たちは大した違和感も感じず、まるで昔からあったと錯覚してしまうこともあります。都市はあらゆる物を飲み込んで肥大してゆく生き物のようです。

この冊子の写真は都市の断片を集め再構成されたものです。違和感や嫌悪感、虚無感を感じることがあるかもしれません。しかし、あらゆる建物の要素が並び重なり合う私たちの都市そのものと言えるのではないでしょうか。感じた違和感は私たちが住む都市そのものに対するものなのではないでしょうか?

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